アンチエイジングのマスト成分・抗酸化物質を効率的に摂取するコツとは?ヒントは「丸ごと」いただくことにアリ
このサイトで何度も取り上げているアンチエイジングの敵・活性酸素。
活性酸素は呼吸をした時の酸素の中から生まれ、100万分の1秒というスピードで消えてなくなる物質です。
ところがこの100万分の1秒という短いスピードの間に、細胞を酸化させて老化の原因を起こしてしまうほどの強い酸化力を持っているのが活性酸素の恐ろしさです。
しかし、活性酸素が細胞を傷つける前に、他に酸化させやすい物質が細胞の近くに存在してさえいれば、活性酸素は無効化されて細胞は傷つかなくて済むということがわかってきました。
その「酸化しやすい物質」こそが、アンチエイジャーならおなじみの「抗酸化物質」というわけなのです。
ここでは、食材を食べる時に、その部分にたくさんの抗酸化物質が含まれているのか、どうしたら上手に摂取することが出来るのかについてまとめてみました。
抗酸化物質はあらゆる食材の中でも皮に多く存在している
抗酸化物質には、外からの有害物質を中に入れないという重要な任務があります。
私たちの身の回りにある有害物質の中でも特に強力なのは、太陽光に含まれる紫外線です。
生物の体は、紫外線から体の中を守るために皮に多くの抗酸化物質を蓄えているというわけなのです。
例えばブドウのポリフェノール、玉ねぎのケルセチン、リンゴのカテキンなどはそれぞれの皮の部分に含まれているポリフェノールです。
こうした強い抗酸化力を持つ皮に守られているからこそ、しっかり栄養を蓄えたみずみずしい状態を保てるというわけなのですね。
皮ごと食べる「ホールフード」が抗酸化物質を摂るためのカギ
ホールフードとは、普段捨ててしまう部分まですべて食べて、食材の持つ栄養を丸ごといただこう!という食事方法です。
この考え方ですと、いつもは捨ててしまう皮の部分もすべていただくことがセオリーとなりますので、抗酸化物質もしっかり摂ることが出来ます。
ブドウやリンゴのような果物類の場合でしたら、丸ごと・種も芯も取らずにミキサーでスムージーや生酵素ジュースとして飲んでしまえば簡単に丸ごといただくことが出来ます。
玉ねぎの皮のようなかなり難易度が高い食材をそのままいただくのは、ちょっと抵抗がありますよね。
そういった場合には、煮出してお茶のように飲むのもおすすめです。
あらゆる抗酸化物質をバランスよく摂ってアンチエイジングしましょう
紫外線を浴びるとシミが出来てしまう原因の90%が、紫外線という有害物質が活性酸素をお肌の内部に作り出してしまい、それによって肌を守ろうとメラニン色素が出来てしまうことによるといわれています。
つまり、メラニンが出来てしまう前に抗酸化物質で活性酸素が肌細胞にダメージを与えないようにすることさえ出来ていれば、メラニンの生成を抑えることが出来るのです。
(もちろんその他のシワやたるみ、ハリが失われてしまうなどのお肌トラブルは、UVケアで予防が必要です)
この夏は、ぜひ皮ごと食材を食べて、内側からのスキンケアも実践してみてはいかがでしょうか?