長時間のデスクワークはアンチエイジングの大敵!座りっぱなしの方は必ず老化が進みます
室内で事務関連の仕事についている方の中には、出勤してから座りっぱなしのまま何時間も過ごしているという方が多く見受けられます。
ところがこういった長時間に渡るデスクワークを続けているというだけで、高血圧・中性脂肪症・糖尿病・肥満といった生活習慣病レベルの健康被害を招いてしまうという危険性についてWHO(世界保健機関)が警鐘を鳴らしているのです。
生活習慣病とは、体の様々な機能が老化によって衰えて起こる体の不具合の現れともいえます。
セデンタリー・ライフスタイルになっていませんか?
座ったまま体を動かさない生活を「セデンタリー・ライフスタイル」と言います。
WHO(世界保健機関)が調べたところによると、セデンタリー・ライフスタイルを送っていることで健康を害し、死亡原因となっている方は、全世界で年間200万人にものぼるのだとか。
特に1日6時間以上を座ったまま過ごしている方は、3時間以内の方と比べて早く亡くなる確率が高いという調査結果も、アメリカの機関から正式に発表されています。
しかもセデンタリー・ライフスタイルは、脳細胞の代謝を遅くし、長い間に脳自体を小さく萎縮させてしまうことも実証されているのです。
もしなるべく長い間若々しく活動し、イキイキと感情豊かに暮らしていたいのなら
「健康になりたいから運動した方がいい」
というよりは
「行き過ぎた運動不足は体全体を早く老化させてしまうから、運動は必要なもの」
と意識を変え、生活に取りいれる必要があると考えたほうがいいでしょう。
忙しいオフィスワーカーが効果的に運動する方法!たった2分でOKです
セデンタリー・ライフスタイルを回避するために、忙しい毎日の中で運動のために時間をわざわざ作るのは骨が折れるものですね。
最近はそんなオフィスワーカーのために、立ったまま仕事が出来るデスクや、パソコン操作をしながらエクササイズが出来るマシンなども開発されています。
筆者の知人の中にも、社風が自由なので、立ってタイピングしながらうどんを踏んで運動不足を解消しているアクティブな人物もいます。
と言っても、ほとんどのオフィスでは仕事中に運動を出来る環境はなかなか整っていないですよね。
実は座りっぱなしリスクを解消するためには、1時間座ったら2分動くだけでも効果があるとユタ大学医学部が研究結果を発表しています。
1時間デスクに貼りついたら、2分は雑務をこなしたりトイレ休憩をはさんだりするなど、気分転換もかねて体を軽く動かしましょう。
さらに、休日に2時間半程度ウォーキングなど軽めの運動をプラスすると、デスクワーク1週間分の運動不足は帳消しになる効果があるといわれています。